THE CITY BAKERY(シティベーカリー)のメロンパン&NYチョコチャンククッキーを実食レビュー
ニューヨーク発の人気ベーカリー「THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー)」。その名を聞くだけで、“本格ベーカリー”への期待が高まります。私は先日、同店で「メロンパン」と「チョコレートチャンククッキーNYサイズ」を購入して実食してみたので、その詳細な感想と、パン・クッキーの魅力を紹介します。
1.THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー)のパンの画像
※画像をクリックすると拡大できます。
2.THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー)とは?その歴史とこだわり
THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー) は1990年、アメリカ・ニューヨークのユニオンスクエアにて創業されました。創業者であるモーリー・ルービン氏はもともとテレビプロデューサーという異色の経歴の持ち主で、パンづくりへの情熱からペイストリー教室で修行。ニューヨークに戻った後、既存のベーカリーには彼が理想とするものがなかったため、THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー) の開業を決意したそうです。
看板商品として知られるのが「プレッツェルクロワッサン」。クロワッサンとプレッツェルを融合させた斬新な発想で、ロウアーマンハッタンの朝食シーンに強烈なインパクトを与え、一躍人気となりました。
さらに、ホットチョコレートなどのドリンクや、地元の素材を活かしたサンドイッチ、軽食など幅広いメニューを展開。日本においても、各地で “街に根ざしたベーカリー&カフェ” として展開されています。
日本での展開は2013年に始まり、大阪・梅田の1号店を皮切りに、東京、京都、福岡など全国に広がっています。
3.今回食べたパン&クッキー:概要
- メロンパン — 価格 280円(税抜き)
- チョコレートチャンククッキー NYサイズ — 価格 340円(税抜き)
どちらも “おやつ” や “ちょっとしたご褒美” にふさわしいサイズ感と価格帯です。特に「NYサイズ」のクッキーは、日本ではなかなか見ない大きめのクッキーで、食べ応えも十分。
4.実食レビュー:メロンパン
食感と思ったこと
まずメロンパン。家に持ち帰り、自分で軽くリベイクしてみたところ…外は 「サックサク」、中はふんわり。焼き直しによって、表面の香ばしさとサクサク感がぐっと引き立ちました。
味の印象
甘さはしっかり感じられ、「いわゆる“菓子パンのメロンパン”」 に寄った安心感のある味わい。またわずかに「メロンらしさ」――“本物のメロン風味” のような風味も感じられ、一口で「ただのパン」以上の満足感がありました。
総評と個人的な感想
やさしく、どこか懐かしさを感じる甘さ。リベイクによって食感と香ばしさが増し、まさに“焼きたてパン”の魅力を再現できる仕上がり。とはいえ、私は「メロンパンにメロン風味」をあまり求めないタイプなので、このメロンパンは「美味しいけど、自分の“定番”にはしない」と感じました。あくまで「その日の気分」で楽しみたい一品です。
5.実食レビュー:チョコレートチャンククッキー NYサイズ
食感と思ったこと
クッキーは噛むと、まず「サクッ」と歯が入る一方で、中にはしっとり感とジューシーさを感じました。日本でよくあるサクサク系クッキーとは一線を画す、重みと満足感のある食感です。
味の印象
チョコはビター寄りで、甘すぎず、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙。甘味だけで押すのではなく、程よい苦味が全体を引き締め、ひと口ごとに「大人のデザート」を食べているような感覚を覚えました。
リベイクしてみた感想
試しに軽くオーブンでリベイクしてみたところ、外側のサクッとした食感と香ばしさが増し、クッキーの存在感がより際立ちました。個人的にはリベイク後のほうが好みでした。
総評と個人的な感想
いわゆる「日本のクッキー菓子」とは異なる、海外らしい“大きさ”、“濃さ”、そして“重さ”を持つ一枚。とても満足度の高い一品でしたが、これも「毎回食べたい」とは思わず、「気分によって買う」といった感じ。私にとっては“たまのご褒美クッキー”です。
6.THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー) の魅力——パン屋としてのアイデンティティ
今回の2品に限らず、THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー) の魅力はその歴史、思想、そして“街のベーカリー”としての在り方にあります。創業者のモーリー・ルービン氏が抱いた「街の人々の日常に寄り添うパン屋」という理想は、NY 時代だけではなく、日本展開後も丁寧に受け継がれています。
また、日本では各地域の環境や文化に合わせた素材やメニューを取り入れ、“地産地消” の精神で地元に溶け込むパン屋として展開。たとえば、地域の小麦粉や地野菜を使った惣菜パンや、各地限定の商品などがその証です。
さらに、ただのベーカリーではなく、「カフェ」や「軽食」「レストラン」機能も兼ねた複合型の店舗展開。パン/スイーツだけでなく、コーヒーやドリンク、サラダやスープ、サンドイッチなど、幅広く楽しめる点が多くの人に支持される理由でしょう。
7.私の “パン活” 結論 — 結局リピートする?しない?
今回、メロンパンもクッキーもそれぞれ強い個性と食後の満足感を与えてくれました。ただ、私の中で「毎回買うほどではないかな」という結論に。特に、甘さの好みやパン/お菓子の食感に対する好みが強いため、「気分によって買う」「たまのご褒美にする」という位置づけになりそうです。
とはいえ、THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー) が持つ「ベーカリーとしての思想」や「日本とNYの良さを融合させたメニュー展開」は素直に尊敬できるもので、「また別の商品を試してみたい」という気持ちは残ります。
8.まとめ — THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー) の魅力と可能性
THE CITY BAKERY(ザ シティベーカリー) のパンやスイーツはどれも、想像以上の価値があります。歴史と思想、こだわりあるものづくり、そして地元への配慮。それらが一体となった “街のベーカリー” として、日本でも多くの人に受け入れられてきた理由がよく分かります。
今回のメロンパンとチョコレートチャンククッキーは、どちらも十分にその魅力を感じられる一品。もしパン好き、スイーツ好き、あるいは冒険心のある人なら、一度は試す価値があると思います。そして、気分や季節に応じて、また違った商品に挑戦してみるのもおすすめです。
あなたの “パン活” に、新しい出会いを運んでくれるかもしれません。


